普通免許とは?第一種・第二種の違いや運転できる車について解説
自動車の運転に必要な普通免許は、多くの人々の日常生活や仕事において欠かせない資格です。
今回の記事では「普通免許とは?」というテーマで第一種・第二種の違いや、普通免許で運転できる車、取得方法について解説します。
普通免許について知りたい方や、取得を検討している方はぜひ参考にしてください。
普通免許とは?
日本の道路で普通自動車を運転するために必要なのが「普通免許」です。普通免許には、第一種普通免許と第二種普通免許の2種類があり、それぞれ運転できる車両や用途に違いがありますが、日常的に使われる「普通免許」は基本的に「第一種普通免許」を指します。
第一種普通免許
私用や業務で、普通自動車や小型特殊自動車、原動機付自転車などを運転できる免許です。日常生活で使用する乗用車や軽自動車、また業務で使用する配送車両などを運転できます。日本で最も一般的な運転免許であり、多くの方がこの免許を取得しています。
第二種普通免許
乗客を輸送する目的で自動車を運転する際に必要な免許で、タクシーやバスなどの営業用車両のドライバーが主な対象です。乗客の安全を確保するための高度な運転技術が求められ、取得するには、第一種免許を取得してから3年以上経過していなければなりません。
普通免許で運転できる車は?
普通免許(第一種普通免許)で運転できる車両は、免許の取得時期によって異なります。それは道路交通法の改正により、車両総重量や最大積載量に関する基準が変更されたためです。
ここでは、普通免許の取得時期別に運転できる車両の条件を紹介します。
2007年以前に普通免許を取得した場合
2007年(平成19年)6月1日までに普通免許を取得している場合、車両総重量が8トン未満、最大積載量が5トン未満、乗車定員が10人以下の車両を運転できます。当時は中型免許が存在しておらず、その期間に取得した普通免許では、現在の基準でいう「中型車両」の一部も運転可能でした。そのため、この時期に取得した普通免許を保有する方は、運転できる車両の幅が広いという特徴があります。
2007年から2017年までに普通免許を取得した場合
2007年(平成19年)6月2日から2017年(平成29年)3月11日までに普通免許を取得した場合、車両総重量が5トン未満、最大積載量が3トン未満、乗車定員が10人以下の車両を運転できます。免許証には「準中型(5t)に限る」という表記があり、その範囲内の車両が運転可能です。
2017年以降に普通免許を取得した場合
2017年(平成29年)3月12日以降に普通免許を取得した場合、車両総重量が3.5トン未満、最大積載量が2トン未満、乗車定員が10人以下の車両を運転できます。そのため、これから普通免許を取得する場合にはその条件が適用されます。
普通免許を取得するには?
普通免許を取得する場合、指定自動車学校(教習所)を卒業する方法が一般的です。指定自動車学校に通い、交通ルールや運転技術を段階的に学び、運転技術を身につけます。
学科教習で交通ルールや安全運転の基本を学び、技能教習では実際の運転技術を習得します。第一種普通免許の技能教習は、教習所内のコースで行われる「第一段階」と、路上で実施される「第二段階」の2つに分かれています。
第一段階を修了すると、教習所内で修了検定と仮免許試験を受けます。その試験に合格すると仮免許が交付され、路上教習に進むことができます。続いて第二段階を修了すると、卒業検定を受けることになります。
卒業検定に合格後し、教習所を卒業した後は運転免許試験場で学科試験を受けます。その試験に合格すれば、晴れて普通免許が交付されます。
一発試験という方法も
普通免許を取得するもう一つの方法として指定自動車学校に通わず、直接運転免許試験場で試験を受ける「一発試験」と呼ばれる方法もあります。この方法の最大のメリットは、短期間で合格できれば教習所の費用や通学にかかる時間を大幅に節約できる点です。
しかし、一発試験の難易度は高く、特に実技試験では高度な運転技術と適切な判断力が求められるため、簡単に合格できるわけではありません。
そのため、一発試験の合格を目指す方の多くが「届出教習所」を利用しています。届出教習所は、指定自動車学校と異なり技能試験の免除はなく、一発試験の合格をサポートする教習所で、料金・費用が安く、実技試験に必要なポイントに特化した効率的な指導を受けることができます。それにより、実技試験の合格率を高めることが可能です。
一発試験は免許取得の費用を抑えたい方や、短期間で取得したい場合におすすめで、届出教習所などのサポートを受けることで、経済的かつ効率的に免許取得を目指すことができます。
普通免許の取得を考えているなら
普通免許は、多くの人にとって日常生活や仕事に欠かせないものです。指定自動車学校に通って取得する方法と一発試験を受けて取得する方法があり、それぞれにメリット・デメリットがありますので、これから免許を取得する方は自分に合った方法を選びましょう。
なお、運転免許の取得を考えているのであれば、新宿区山吹町にある届出教習所「新宿自動車学校」のご利用もぜひご検討ください。一発試験での免許取得を目指す方を全面的にサポートしており、試験対策に特化した指導を行っています。短期間で効率良く免許を取得したい方に最適な環境を整えています。
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